ここでは、経年劣化により破損し、ガタがきた我が家の浴室を、自力で修繕した時の様子を前編、後編に分けて紹介しています。
今回直したのは、ワンプッシュ排水栓の二つの蓋と、シャワースライドバーのかだつきです。
前編をまだ見てない方はコチラから↓
後編…シャワースライドバー
後編では、壁から微妙に外れてガタガタしているシャワースライドバーを直していきます。
こちらはガタガタして危ないので、何度か接着剤でくっつけ直して騙し騙し使用しているものです。
壁に取り付けるための上下2箇所のネジが、スポスポ抜けて回しても回しても止まらない。そもそも壁の裏に止まるもの(下地)が無くて空回っている感じです。
とりあえず外してみます。
こんな感じでネジ一本で止まっています。
壁は薄めの鉄板みたいなものです。厚さは3ミリくらいでしょうか。穴の奥は断熱材らしきものがありますが、やはり空洞でネジがきまる下地がありません。
こういう場合には中空用アンカーです。
ホームセンターで壁の厚みに合う中空用アンカーを買ってきました。ついでに適度な厚みの強力な両面テープも買いました。だいぶ劣化していましたが、もともと補助的に両面テープが使われているようでしたので、今回も使おうと思います。
他にもっと適切なものがあるのかも知れませんが、近所で入手できたのがこれらです。
さっそくアンカーを浴室の壁の穴にはめ込みたいところですが、この中空用アンカーは6ミリの下穴を開けなくてはいけません。もともとの穴は6ミリ無かったようで、押し込もうにも入りません。
仕方なく電動ドリルを持ち出して、もともとの穴を6ミリの穴に拡大しました。正直この作業が一番しんどかったです。そんなに厚くない鉄板なのに、全然削れてくれなくて、少しずつ少しずつ拡大していきました。
やっとのことでギリギリ中空用アンカーが入る穴があき、セットした様子がこちらです。
このアンカーと壁の僅かな間を、一応補強のため接着剤で止めておきました。
まだまだ苦行は続きます。このアンカーの出っ張り分をシャワースライドバーの部品から削り落とします。
何か電動の削る事ができるものを持っていらっしゃる方は良いのですが、無い方は彫刻刀セットを駆使するなどして削りましょう。
浴室の壁にセットしたアンカーに干渉しない程度に削れることができたら、次は両面テープを貼ります。
裏面の形状に合わせてカットし貼り付けます。
ここまできたらもう簡単です。部品をスライドバーに付け直して、浴室の壁にくっつけて、もともとのネジで止めるだけです。
アンカーのおかげでしっかりとネジが締まりますし、両面テープが更に補強してくれます。
以上で修理は完了です。
後編まとめ
やっと、がたついていた浴室を修繕する事ができました。重い腰をあげて頑張った甲斐がありました。
しかしスライドバーは、経年劣化も勿論ありますが、毎日、家族がそれぞれの高さで使用しているので、上げたり下げたりと負荷がかかります。特に下げてから座るのではなく、下げながら椅子に座ろうとすると、想定以上の力がかかっているようです。
せっかくスライドバー直して使えるようになったのですが、できるならばもう壊れて欲しくない。だって直すのは筆者なんですから。
そんなこともあり対策として、マグネット式のシャワーフックを買いました。ネットで1,150円くらいでした。
これ、とても便利です。ユニットバスの壁にどこでもくっ付くので、入浴以外にも確実に便利になります。
スライドバーとは別に、一つあるといいと思います。おすすめです。
最終的にマグネット式のシャワーフックが登場してしまいましたが、いかがでしたか。
この記事が誰かのお役に立てたら幸いです。
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