ここでは、経年劣化により破損し、ガタがきた我が家の浴室を、自力で修繕した時の様子を前編、後編に分けて紹介しています。
今回直したのは、ワンプッシュ排水栓の二つの蓋と、シャワースライドバーのかだつきです。
前編…ワンプッシュ排水栓
はじめに取り掛かったのは、浴槽のふちにあるボタン状のものと、それに連動する浴槽内のお風呂の栓です。これらはワンプッシュ排水栓という呼び方をするらしいです。
我が家のワンプッシュ排水栓は、いつの頃からか両方の蓋?が外れるようになっていました。押す方のボタンみたいなのも、押したらピョンと外れるし、浴槽内の栓の方も乗せているだけで排水のたびにコロンと外れるので、お湯をためる時は毎回手で押し付けて栓をするみたいなことをしていました。
外れた蓋の見てみると、
浴槽ふちにあるボタンの方は裏側が一部折れて無くなっていました。一方、浴槽内の栓の方は折れたりした形跡も無くて何が悪いのかよく分かりませんでした。
ひとまず新品の部品に交換すれば直るのではないかと考え、ネットで検索し、注文しました。
ちなみに我が家の浴室はタカラスタンダードのミーナという随分前のモデルです。
届いた部品がこちらです。
さっそく新品の部品を取り付けます。
浴槽ふちの方は、押し込むとぴったり収まり、もう外れることもなく以前のように使えるようになりました。
浴槽内の栓の方は、なぜかカチッと決まらず、今までと同じで、コロンと外れてしまいます。新旧の部品の裏面を比較しても全く同じ形状でしたので、原因は蓋ではなく、蓋がくっつくはずの排水口側の部品にありそうです。
この蓋の裏の穴に、排水口の銀色の棒状の部分が刺さってくっつくはずなのですが……。
測ってみると、蓋の裏の穴は5ミリなのに対して、排水口の銀色の棒は約4ミリでした。1ミリ分の何かが無くてユルユルでくっついてくれないようです。
もともと、この銀色の棒に何か他に1ミリ分の部品があったのかもしれません。この排水口の蓋は掃除の時に外すことがあるので、ある時外れて無くなってしまったのかもしれないです。
今回初めて、じっくりと観察したので、元の状態がどうなっていたのか分かりませんが、なんとかしてこの1ミリ分のスペースを埋める方法を考えます。
必要な部品は蓋の裏の穴に収まる外径5ミリの内径は約4ミリくらいのものです。
ホームセンターなどに行けば、もしかしてぴったりのナットとかあるのかも知れません。がしかし、銀色の棒は浴槽から外れません。この棒にぴったりのナットを下さいとはできません。また、あの銀色の棒の先の溝状のシマシマはただのシマシマで、ナットを着けれる溝ではないかも知れないです。
何かいい代用品はないか色々と考えた末に、ようやく見つけました。
これ何か分かりますか。そうです、金魚の水槽から取ってきたエアポンプ用のチューブです。
たまたま我が家にあったエアポンプのチューブが外径5ミリの内径4ミリだったんです。ちょうど良さそうなので、4ミリくらいにカットして代用することにします。
このチューブを銀色の先端にセットし、あとは蓋の裏の穴に押し込むだけです。
少々蓋を押し込むのに手こずりましたがなんとかできました。
水が抜けていかないか、水を張って数時間放置してみましたが、全く問題無かったのでこれでワンプッシュ排水栓の蓋が外れる問題は無事に解決しました。
前編まとめ
当初この蓋が外れる問題は、新品の部品さえ手に入れば勝ったも同然だと思っていましたが、実際は試行錯誤している間に、随分と時間がかかってしまいました。
本来の直し方ではないかも知れませんが、同じような症状でお困りの方の参考になれば幸いです。
後編のシャワースライドバーもぜひ見てみて下さい。
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